山梨県小菅村の温泉に入りに行く

走行距離45km 走行時間1時間30分 所要時間6時間

都県境というと、山の稜線だとか、峠のてっぺんなんかを想像することが多いと思います。ところが面白いことに、東京都と山梨県の境はそのいずれでもありません。青梅街道を走っていると唐突に、むしろ気がつくこともないままに、まったく平坦な道路で境界線を横断してしまうのです。

奥多摩から見て山梨県は主に山の向こうですが、小菅村と丹波山村は別。山のこちら側にある、奥多摩と地続きの場所なのです。そんなわけで、このプランでは遠く離れた小菅の湯を目指していただきたいと思います。

ハラハラしたい人専用

まず、前提をそろえておきたいと思います。

このプランは、ハラハラしたい人専用です。小菅の湯までは片道22㎞超。しかもずっと上り坂。活動限界ギリギリの距離感。バッテリーがもつかどうか正直分かりません。電池大丈夫かなぁと心配し、最悪電池が切れたら押して歩いてたどり着く。そういう遊びにトキメキを覚えたら、チャレンジしてみてください。ハラハラしたくない場合は予備バッテリー(1日1,000円)をお持ちになることをおススメします。

寄り道禁止。わき目も振らずに小菅を目指せ!

小菅の湯は道の駅こすげに併設された施設です。E2ringからはかなり離れていますので、前述の通り、とにかく電池残量が気になります。時間もかかりますから、往路ではどこにも立ち寄りません。真っすぐひたむきに実直に、小菅の湯を目指しましょう。帰りは下り坂になり多少余裕が出ますので、寄り道は帰り道まで我慢です。

とはいえ、道中は素晴らしい景色の連続です。安全に配慮しつつ、目に優しい自然の色合いを存分に楽しんでください。

風がない日は湖面が鏡のようになって超キレイですが、前見てないと危ないので注意してください。

小河内ダムをスルーし、奥多摩湖を横目に見ながら走ります。赤い橋とオレンジの橋を渡ると、緑の橋と信号が現れます。左折して緑の橋を渡りましょう。ここから道は山中へ向かい、間もなく山梨県に突入します。馬カフェ原始村、気になるものが色々目に入ってくるでしょうが、今日は全部我慢です。チャーちゃんまんじゅうくらいは寄ってもいいけど、これから向かう道の駅こすげでも売っているらしいので、まぁ後回しでいいでしょう。

チャーちゃんまんじゅうから15分程で、(電池がもってれば)道の駅こすげ・小菅の湯に到着とあいなります。おめでとう!MISSION COMPLETE!これで今回の旅の目的は達成されました!さぁ、帰りましょうか。

美人の湯でお肌ツルツルに!

ダメでした。まだ帰ることはできませんでした。どうもすみませんでした。なぜなら、バッテリーがスカスカになっているからであります。何を隠そう、ここ小菅の湯では、E2ringのバイクを充電させてもらうことができます。お風呂につかりながら、ご飯を食べながら、充電させてもらいましょう。忘れると帰れなくなってしまいます。充電はお風呂の受付でお願いしましょう。道の駅ではできないので注意です。

小菅の湯は美人の湯と言われていて、お肌がツルツルになるともっぱらの評判です。水素イオン濃度が9.98という高アルカリ性の温泉は世界的にも珍しいそうです。内風呂、露天、合わせて9種類のお風呂を楽しめます。しかし特筆すべきは、露天風呂の片隅にある足つぼロードでしょう。地面に無数の尖った小石が埋め込まれていて、踏んで歩くだけで健康になれちゃうアレです。それを青空の下で全裸でやるという解放感。絶対に体験して欲しいです!

お食事処も要注目です。蕎麦、川魚、蒟蒻と、山のごはんっぽいものが揃い踏み。中でも川魚のお刺身なんかは珍しくて気になるところです。もちろん(?)安定のカツカレーもあるのでご安心ください。

ドラム缶橋、ダム、帰りは寄り道し放題

奥多摩湖(小河内ダム)も帰りは寄っていいですよ。帰りにここに立ち寄る頃にはクタクタに疲れてるだろうから、座ってのんびり過ごすのが精々でしょうな。

温泉に浸かってご飯を食べて、恐らく時刻は昼下がり。少し眠くなってくる頃でしょうが、家に帰るまでが遠足です。道の駅でお土産を買った後、もうひと頑張りしてみましょう。

帰り道は、おおむねほとんど下り坂です。重力にまかせてスイスイ進めますから電池の消耗はかなり抑えられます。というわけで、思う存分寄り道していくことにします。

まずは麦山浮橋、通称ドラム缶橋です。緑の橋を渡ってつき当たりを右折し、オレンジの橋を越えると間もなく、木々の合間から湖面に浮かぶ橋が見えてくるはずです。それが、奥多摩湖に二つあるドラム缶橋のうちの一つです。歩いて対岸へ渡ることができます。船みたいにゆらゆら揺れる感覚と湖面スレスレからの風景が風流です。

もう一か所、小河内ダムにも立ち寄っておくべきでしょう。巨大な人工物と雄大な自然のマッチングに胸をときめかせたらいいと思います。ダムから先は下り坂でスピードが出やすいので、気を付けて帰ってきてください。

ぶっちゃけ、まだ誰も行ったことがない

このようにプランを描いてはみたものの、E2ringから小菅の湯まで、これを書いてる時点ではまだ誰も行ったことがありません。なので、行けるかどうかが実に微妙なライン。さぁ、だからチャンスだぜ。今なら前人未到の冒険に挑戦できるのだから!勇敢なる第一号は君かも知れない!

※小菅の湯は9/28に男性二人組のお客様によって踏破されました。但し、最後の数百メートルで電池が切れ、予備バッテリーに切り替えています。

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