たった一杯の旨いコーヒーを更に旨くするための一日がかりの工夫

弘美堂→釜の水→gotta coffee→奥多摩湖

走行距離25km 走行時間1時間 所要時間3時間30分

青空の下で、ザックからバーナーを取り出し、湧水でお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。目に入るのは最高の景色。おいしい空気。土と緑の匂い。頬をなでるそよ風。そんな体験、ハイカーやキャンパーの特権のように思っていませんか?

全然違います。僕たちにもできるんです。今からそれを叶えましょう。今回は、奥多摩を走り回って素材を集め、最高の景色を見ながら最高のコーヒーを飲むためのプランです。E2ringで新しく始まったアウトドアバーナーのレンタルを使って、お手軽に青空カフェを開いちゃえ!

E2ringでバイクを借りる時、忘れずにバーナーもレンタルしてください。バーナーレンタルすると、ケトルとカップは無料オプションで付けられます。準備が整ったら出発。さあ、最高のコーヒータイムを実現させますよ。

MISSION 1 隠れた名店 弘美堂でスイーツを入手せよ

コーヒータイムにはスイーツが必要不可欠。いや、それは個人的な嗜好の問題だろうとは思いますが、とにかく、まず初めにスイーツを手に入れに行きたいと思います。行先は古里駅近くの和菓子店「弘美堂」です。

青梅街道沿いにあるけど観光で来た人はなかなか気付かなそう

弘美堂は70年以上続く老舗で、色んな大福やお饅頭、素朴系の和菓子を作っています。町外にはあまり知られていませんが、安定のおいしさで実にオススメのお店です。キレイな包装で箱詰めのお菓子もあって、お土産にも好適。定番の大福、酒饅頭の他、わさび大福やいちごの豆腐など、気になるお菓子がいっぱいです。

さて、今日の目的は野外コーヒータイムなので、そのためのスイーツを入手しましょう。好きなものを選んでかまいませんが、おススメは、コーヒーとの相性も考えてガトーショコラでしょうか。洋菓子じゃん!って思うかも知れませんが、洋菓子です。弘美堂は洋菓子もおいしいんです(ただしチルド保存なので注意されたし)。

MISSION 2 東京の名湧水57選 釜の水を探せ!

釜の水。青梅街道から降りてくると屋根しか見えないので見逃しやすい

コーヒーって、使う水によってけっこう味が変わるそうです。軟水だと酸味が際立って、まろやかで香りが立ち、硬水の場合は苦みが効いたしっかりとした味わいになるのだとか。日本の水はほとんどが軟水らしいですが、天然の湧水で淹れたコーヒーって、いかにもおいしそうじゃないですか?

と言うわけで、コーヒーを淹れるための大事な大事なお水を汲みに行くことにします。水筒を持ってないとジ・エンドなので、もし持ってない人は古里のセブンイレブンに行って水を買ってソッコー飲み干しましょう。

今回水を汲むのは、古里駅近くにある「釜の水」です。青梅街道から少し下った分かりにくい場所にあるのですが、ここで湧いている水ではなく、パイプで引いてきているそうです。水は大きな釜に注がれていて、かつては飲料水として重要なものだったようです。

ここで水筒に給水したら、次の目的地へ向かいましょう。釜の水は水質検査をしていて、水質的には飲用できるようですが、念のため飲む前に煮沸しましょう。そして掲出されている検査結果書は平成17年のものなので、飲用は自己責任でお願いします。

釜の水は水道法の水質基準に適合だそうです。

MISSION 3 奥多摩の自家焙煎コーヒー「gotta coffee」をゲットせよ

今回最も重要なピース、コーヒーを求めて、お次に向かうのはgotta coffee(ガタコーヒー)です。gotta coffeeは奥多摩駅の二階、PORT OKUTAMAの中にあるコーヒーショップ。奥多摩駅前やホームに滑り込む電車を見ながらおいしいコーヒーが飲めるお店です。木の香り漂う落ち着いた店内はWi-Fiフリーだし、ついつい長居したくなっちゃいます。

しかし今回はコーヒーをお外で飲むのがテーマなので、ここで飲むのはグッとこらえて、先を急ぎましょう。

ここの二階が実は癒し空間。電車で奥多摩に来た場合は、先に買っとくのもアリかも。

gotta coffeeでは自家焙煎のコーヒー豆を販売していて、ドリップバッグ入りのものもあります。ドリップバッグというのは、袋をパカッと広げてカップに乗せれば、そのままハンドドリップできちゃう日本発の大発明品!レギュラーコーヒーをお外へ持ち出すのにうってつけです。

今回は、gotta coffeeにてドリップバッグを手に入れましょう。何種類かあるので、好きなものを選んでください。ミルクと砂糖は売ってないけど、目論見を伝えれば付けてくれるかも。でもおいしいコーヒーだからブラックで行けるよ!

これにて素材収集COMPLETE!Go to next!

INTERMISSION お昼ご飯はダムカレー

スイーツ、水、コーヒー。これで必要なものは全て揃いました。あとは飲むだけ。このコーヒーに相応しい奥多摩の最高の眺望を求めて、奥多摩湖を目指しましょう。

スタート地点のE2ringは奥多摩の中心。弘美堂や釜の水がある古里エリアは青梅寄りで、奥多摩の中で最も都会です。一方、これから向かう奥多摩湖は山梨県寄りにあり、奥多摩の中でも更に奥。流れる風景の変化も楽しみながら走っていただきたいものです。駅前から20分程で、奥多摩湖の小河内ダムに到着します。最高の景色まであと少し!

でも、ちょっと待ってください。そろそろアレじゃあないですか?アレ、お腹が減ってきたのでは…?順調に進行していれば、時刻は12時少し前になっていようかと思います。お外でコーヒー飲む前に、お昼ご飯を食べましょう。

水と緑のふれあい館は真面目に見学すると意外と楽しいので注意。

小河内ダムの目の前に「水と緑のふれあい館」があります。水やダムの働き、奥多摩の歴史などが展示されていますが、最上階には眺望の良いレストランが入っています。全国のダムで見かけるダムカレーが、ここにもありますので、カレーがお嫌いじゃなかったら注文してみてください。

ライスのダム堤体とルーの湖面だけでなく、ドラム缶橋や、管理船、針葉樹林、展望塔などが再現されているこだわりの逸品。食べ物で遊ぶ悪い奴らです。ちなみに普通のカレーはボリュームがヤバいともっぱらの噂です。

FINAL MISSION 八方岩展望台を目指せ!

ダムカレーでお腹が満たされたら、ちょっぴり周辺を散策してみましょう。小河内ダムは昭和32年に竣工した重力式のコンクリートダムで、奥多摩湖は水道専用の貯水池としては日本最大級の規模です。ダムサイト付近にはベンチや東屋が整備されていて一休みにうってつけ。風の無い日には湖面に周辺の山々が映り込んでかなり素敵です。

地上からの景色を堪能した後、いよいよ今回の最終目的地となる「八方岩展望台」を目指します。八方岩展望台は小河内ダム駐車場の奥にある見晴らしの丘の中腹で、ダム堤体と湖を高所から見渡すことが出来ます。

若干ザレてるのでそれなりの靴を履いてきて。

ここでいよいよ!コーヒーを淹れていきます。おもむろにバーナーを取り出し、ガスカートリッジを接続したら、釜の水で汲んだ湧き水をケトルに注入。バーナーの上にしめやかに安置します。

周囲に燃えやすいものがないかを確認していよいよ点火…!お湯が沸く間にカップを取り出し、gotta coffeeのドリップバッグをセットしてください。となりには弘美堂のスイーツを油断なく並べておきましょう。

お湯が沸いたら、いよいよドリップです。周囲の羨望の眼差しをかわしつつ、ゆっくりとお湯を注ぎましょう。はやる気持ちを抑えてゆっくり、ゆっくりと。

完全ににわか知識で書きますが、初めは少量のお湯で豆を湿らせて蒸らします。そうすることでコーヒーの成分が豆の組織から出やすくなります。蒸らしが済んだらお湯を注いで成分を落としていきます。つまり、いっぺんにジャバ―ってやってしまうと全然抽出できないということらしいです。また、お湯の温度によっても味が変わるらしいので…。まぁ、あまり気にせず、自由に行きましょう!どうやったって、それぞれの味になるだけだから!

ともあれ、ドリップが済んだら準備完了です。

最高の景色を見ながら、最高のコーヒータイムを、思う存分楽しんじゃってください!

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