滝、渓谷、渓谷、渓谷、解散!

百尋の滝→アースガーデン→はとのす荘→絶景カフェぽっぽ

走行距離22㎞ 走行時間1時間 所要時間5時間

百尋の滝をご存じでしょうか?奥多摩に数ある滝の中でも最大級、落差28メートルの滝です。川苔谷上流部にあるこの滝は、長~い林道を上り詰めないと見ることができません。つらい林道部分をバイクでズルして、奥多摩屈指の名瀑を見に行きませんか?

渓谷で滝を見て、渓谷のレストランで食事をし、渓谷の宿で温泉に入り、渓谷の喫茶店でお茶をする。渓谷を見る、渓谷しか見ない旅の提案です。

冒険の前に 真面目なお知らせ

Caution! 注意 ケガや破損の恐れがあります

このルートでは、3km弱、林道を走行します。

林道は林業関係者が通行するために整備されたものであり、一般の道路とは異なり、通行上の安全対策が十分ではありません。ガードレール等が設置されていない箇所があります。落石の危険があり、路上にも砂、石が落ちていることがあります。道幅は狭く、見通しも悪く、それでいて大型車が通行することもあります。

運転に不慣れな方、自信のない方は通行をご遠慮ください。一般の道路ではありませんので、通行する場合は自己責任となります。恐らく、保険も適用されませんのでご注意ください。林道入り口にバイクを停めて徒歩で入った場合、登山道までの所要時間は1時間ほどです。また、林業関係者の迷惑にならないように気をつけてください。

※林道川乗線は令和元年10/29まで工事のため歩行者以外の通行が規制されています。

Warning! 警告 重症や死亡の恐れがあります

モデルルートと言いながらこんなこと言うのもアレなんですが…

川乗林道の細倉橋登山口から百尋の滝までのルートには複数の危険個所があります。痩せてザレたトラバース、濡れて苔むした岩場、十メートルを超える断崖上を通過します。ここは遊歩道ではなく登山道であり、滑落事故も起きているルートです。登山初心者は通らないでください。入山に際しては、登山に対応した適切な装備をご用意ください。スニーカーでは危険です。判断、行動は全て自己責任でお願いします。

渓谷を見ながら日原街道を往く

百尋の滝は、川苔山へ向かう路の途中にあります。川苔山へ向かう登山道の入り口は林道川乗線の途中にあり、林道川乗線の入り口は、日原街道の途中にあります。と言うわけで、まずは日原街道を登っていきましょう。

途中にある吊り橋、白妙橋からの眺め

日原街道は、日原渓谷に沿って登っていく道です。走り始めた途端から、木立の合間に深い渓谷が見え隠れし、迫力のある景観を楽しむことができます。

小さな吊り橋を見送り、無人トロッコ線の下をくぐったら、間もなく林道川乗線です。ここからは日原渓谷を離れ、林道川乗線に入ります。林道は道がきれいじゃないので気を付けて走行してください。二輪慣れしていない人は林道入り口から歩くのもアリです。登山口までは徒歩だと1時間ほどです。

林道から見える名もなき滝。これでもすでに十分美しいけど

川苔谷に沿って3km程登り道標とトイレが見えてきたら、登山口である細倉橋に到着です。その間もキレイな沢の流れや小さな滝を見ることができます。細倉橋からは徒歩となりますので、バイクは邪魔にならないところに駐車しましょう。ハイカーが通行する他、林業関係の車両が通ることもありますので、気を付けましょう。ここから百尋の滝までは約2kmです。

渓谷を見ながら百尋の滝へ

細倉橋から登山道に入ると、道は何度も沢と交差します。その度に渡る細い木橋は踏み外したり滑ったりすると大変危険なので気を付けてください。橋の前後は、ちょっと怖い一方で沢を間近に見れるポイントでもあります。水の流れと、水が起こす気持ちのいい風をたっぷり味わいつつ進みましょう。百尋の滝に達する途中にも、いくつか小さな滝があり楽しめます。というか、ビューポイントが多すぎてちっとも先に進めません。

道中には、痩せたトラバースや、濡れて滑りやすくなっている岩場などが散見されます。常に緊張感を持って歩きましょう。特に、百尋の滝直前の岩壁の急登はワンミスで一撃死の難ゲーになっています(実際に滑落事故も起こっています)。道が付けられているのでどうにか先には進めますが、この道を拓いた人たちはどうやって進んだのか?想像の範囲外です。

そんなこんなでハラハラドキドキしていると、登山口から45分程で百尋の滝に到着します。

デカアァァァァァいッ説明不要!!百尋の滝だ!!!

危な~い岩場を登り木段を下ると、唐突に百尋の滝が姿を現します。百尋の滝は、デカい!スゴイ!神々しい!とにかく期待を裏切らない!神経をすり減らして見に行く価値のある名瀑です。

実はこの滝、20世紀の終わりに豪雨による岩盤の崩落があり、もともと2段の滝だったものが、下段の滝つぼが埋まってしまったらしいです。それでも落差は28メートルあり、威厳ある姿は、十分、人間の小ささを感じさせてくれます。

また、崩落のおかげと言ってはイケナイかもですが、滝つぼが半分ほど土砂に埋もれているために、普通ではありえないくらい滝に接近することができます。目の前まで行くと、飛沫と、巻き起こされる風が力強く、心地よいです。

滝を堪能したら、来た道を戻って下山します。下りの方が登りよりも危険かつ疲労しますので、最後まで気を抜かず、十分気を付けて戻りましょう。岩場や段差は後ろ向きか横向きで、きちんとつま先を使うのが安全に下るコツです。

渓谷を見ながらアースガーデンでお肉を食べる

日原街道から駅前エリアに戻ってきたら、そのまま古里方面へ向かいましょう。白丸駅近く、駐車場のあるところに数馬峡橋があります。数馬峡は白丸湖の上流側入り口のあたりで、川とも言えるし湖とも言えるし、エメラルドグリーンの独特な風景が見られます。数馬峡橋を渡ると見えてくる古民家が、「森の中のお肉レストラン アースガーデン」です。

入口の背後は白丸湖沿いの遊歩道

アースガーデンは古民家を移築して作られたお店です。内装はモダンな印象で、谷側にはテラス席があり、白丸湖を眺めながら食事を楽しむことができます。

アースガーデンでは、熊本県の「宝牧豚」を使っています。全て手作りされているハンバーグはふっくらジューシーでまさしく至福の味。ポークソテーも柔らかくて旨味が溢れてきます。ビーフ、チキンもありますので、お好きな肉を存分に味わってください。どのメニューもけっこうボリュウミーなので、欲張って注文し過ぎないように気を付けましょう。プリンも滑らかでおいしいし、玄米コーヒーとか雑穀グルトなど、気になるドリンクも目白押しです。

山の中を2時間近くも歩いたので、筋繊維が損傷していることでしょう。超回復してる間にたんぱく質を補給してあげましょう。

アースガーデンはE2ringの充電できるお店です。食事をしながら充電もしておきましょう。

渓谷を見ながら はとのす荘 で温泉に入る

奥多摩では珍しいシュッとした建物。温泉旅館ではなくホテルと思った方がいい。

お昼ごはんが終わったら、もう一個隣の駅、鳩ノ巣へ。鳩ノ巣渓谷を見下ろす宿「はとのす荘」で温泉に浸かりましょう。はとのす荘の温泉は2種類あって、ひとつは自家源泉の鳩ノ巣温泉。もうひとつは幻の温泉、鶴の湯温泉です。

鶴の湯温泉はかつて多摩川上流の小河内村にあった温泉で、小河内ダム貯水池への注水により湖底に沈みました。平成になってからポンプで汲み上げられ、現在は近隣の温泉宿へ供給されています。はとのす荘も鶴の湯に入ることができる宿の一つで、日帰りでお風呂だけを利用することもできます。

浴室は広々していて、いいお湯にのんびり浸かってリラックスできます。露天風呂は、対岸に遊歩道がある関係でやんわり目隠しされているので、渓谷を堪能するためにはひょっこりとのぞき込んでください。

ちなみに宿泊の際のお料理は地元の食材を使ったイタリアンです。奥多摩らしからぬシュッとしたお部屋で、もちろん全室渓谷ビュー。宿泊もおススメできるシュッとした宿です。

渓谷を見ながら絶景カフェぽっぽでデザートを食べる

鳩ノ巣渓谷見放題

最後に向かうのは「絶景カフェポッポ」。はとのす荘の駐車場から渓谷に降りて行くと出会える、ちょっと信じられない場所に建ってるカフェです。え?そこって個人の土地なの?っていうのが初めて見た時の感想。建物の脇には鳩ノ巣渓谷を遊覧できる吊り橋、鳩ノ巣小橋があり、店内からも巨岩の合間を縫う川の流れを見ることができます。

オーガニックにこだわっているお店で、デザートも同様です。オーガニックコーヒーのコーヒーゼリー、豆腐チーズケーキ、ノンオイルでヘルシーなオーガニックのチョコバナナケーキ、山芋とそばの実のシフォンケーキ。どれもこれも、おいしそうだし体に良さそう!ドリンクメニューも豊富なので、お好きな組み合わせで試してみてください。

これでしばらく渓谷は見なくていいでしょ

鳩ノ巣小橋の下から。紅葉の時期には特におススメ。

いかがでしょうか?日原渓谷、川苔谷、数馬峡、鳩ノ巣渓谷と、一日中ひたすら渓谷ばっかり見る旅でした。一部の渓谷マニア以外は、きっとお腹いっぱいになってしまうと思います。

奥多摩は渓谷がキレイです。このルートで巡った場所以外にも、いい渓谷がたくさんあります。滝、渓流、沢、水の流れているところは空気も流れていて、色んな意味で淀みがないです。だから、その場にいるだけでスゴく清々しい気持ちになります。

よく考えると、お食事だの温泉だのと、色々と不純物の多いプランだったかも知れませんが、奥多摩フルコースの一例として楽しんでいただければと思います。

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