みなさんこんにちは。

奥多摩って遥か彼方の山の中というイメージがあるかと思いますが、電車だと都心から二時間かからずに来ることができる、案外近い場所なんです。

深く考えずに軽い気持ちで訪れて欲しい!そんな想いから、今回は奥多摩観光にオススメのメジャーなスポットをご紹介したいと思います。

奥多摩って大体こんな感じ

東京都西多摩郡奥多摩町。東京在住の方なら、名前くらいは知っていると思います。しかし、どこにあるどんな町なのかまでは知らない方も少なくないでしょう。

奥多摩町は東京の西端に位置する町で、面積は東京都全体の約1割に及びます。

そして、さっきから「町」という表現に違和感を感じている方もいるかと思いますが、その通りで、奥多摩町の大半は山林であり、人が暮らしている面積はごくわずかです。行政区分としては町だけど、実態は山。

町の南西に位置する奥多摩湖は、都の水源の約20%を担う都民の水瓶です。町の主な観光資源はこの奥多摩湖と、北部にある日原鍾乳洞、あと山。

大体こんな感じの奥多摩町ですので、何も知らずに奥多摩駅に降り立つと、割と途方に暮れると思います。ちょっと歩き回ってみるものの、何もねぇなってなること必至。

せっかく奥多摩くんだりまで足を運んだのに何もなくとんぼ返りなんてことにならないよう、主だったスポットをしっかりチェックしておきましょう。

奥多摩湖



奥多摩湖は、正式名称を小河内貯水池といいます。太平洋戦争をまたぎつつ、長い年月をかけて建造された小河内ダムによってできた人造湖です。

急峻な地形の奥多摩にありながら開けた景色、静かな水面と、周辺の山々の風景が美しい場所です。

一口に奥多摩湖と言っても大きいので、見どころがたくさんあります。

小河内ダム

奥多摩湖の東端で多摩川を堰き止めている巨大な建造物です。迫力ある五連の水門や、目がくらみそうな高さの堤体を見ることができます。

隣接する水と緑のふれあい館では、ダムの機能や、建設にまつわる歴史資料などが展示されています。

みはらしの丘


ダムサイト駐車場の奥にある小高い丘で、少し上るだけで、ダムの様子を一望できます。下から見ると大したことないけど、上から見ると全然違う景色になって驚きます。

春は桜、秋は紅葉が美しい。四季折々の奥多摩湖の魅力を最も味わえる眺望ポイントです。

麦山浮橋

奥多摩湖ができたことによって、東西の地域は物理的に分断されてしまいました。それを補うために作られたのが、麦山と留浦にある二つの浮橋です。

文字通り水面に浮かんでいるという珍しい橋で、観光用の散策路として徒歩でのみ渡ることができます。

ゆらゆら揺れる感覚は、まるで水の上を歩いているかのようで、ちょっぴりスリリングです。

奥多摩湖に架かる橋

奥多摩湖は当初、観光地として開発される予定でした。第二の箱根、くらいの勢いでやるつもりだったらしいです。

湖畔の道路も観光ルートとなる予定だったため、景観に配慮した橋が数多く架けられています。

東京都の水源に関わる事業だったためか潤沢な資金が投入され、多種多様な形式の橋が造られ、国内初の形式が採用されたものもありました。

奥多摩に来たら絶対に橋を見るべきです。筆者の趣味と言うだけじゃなくね!

奥多摩湖で注目すべきは以下の三橋。

峰谷橋:中路式鋼ブレストリブアーチ橋で、中路式アーチとしては国内最長です。真っ赤な塗装は湖上に鮮やかで、橋上から見上げるアーチは実に剛健です。

深山橋:奥多摩湖を横断する唯一の橋です(浮橋を除く)。形式は下路式鋼ランガー桁橋といって、プレートガーダーをアーチで補剛したものです。国内最長のランガー橋で、水面下の橋脚高も、竣工当時は国内最高でした。湖の中なので見えませんが、水面下の高さは42mにもなります。

三頭橋:国内最初のニールセンローゼ橋です。左右のアーチの間隔が、頂点に近づくほど狭くなるデザインで、カゴの持ち手に似ていることからバスケットハンドル型と呼ばれます。他の2橋の13年後に造られ(1970年架橋)、近代的なフォルムをしています。


むかし道

奥多摩駅付近から奥多摩湖までは、青梅街道が通っています。青梅街道はトンネルと橋梁を多用して、最小限のカーブで進んでいきます。

この青梅街道の旧道に当たるのがむかし道で、基本多摩川沿いを通っています。江戸時代以前から使われていたとされる歴史の古い路で、若干地味ですが見どころがたくさんあります。

ただ、ほとんどは地味過ぎて一般受けしないと思うので、ここでは触れません。別の記事で書こうと思います。比較的メジャーっぽい奴だけご紹介します。

白髭神社

断層が露出した大岩をご神体として祀る神社。起源が不明だし神社自体の規模も小さいのだけど、そそり立つ大岩はかなり迫力があります。

しだくら橋・道所橋

むかし道から多摩川を渡る二つの吊橋です。いずれも、渡った先には作業道しかありません。橋上からは渓谷の風景と、揺れる吊り橋のスリルを味わうことができます。

都心にお住いの方は「俺の知ってる多摩川と違う」光景を堪能できるでしょう。

日原鍾乳洞

奥多摩町の北部、日原地区にある、関東最大級の鍾乳洞です。東京都の天然記念物に指定されています。

広大な空間を擁する旧道と狭く入り組んだ新道があり、洞内には多彩な風景が展開されます。静かで神秘的な体験も、冒険心をくすぐる探検も、両方詰め合わさったお得な鍾乳洞です。しかも涼しい。

鍾乳洞の外にある梵天岩と燕岩、籠岩も迫力があり必見です。

→こちらの記事で詳しく書いています。

海沢渓谷・海沢三滝

大岳山の北面から多摩川へ注ぐ海沢。苔むした神秘的な渓谷に三つの滝があります(ちょっと離れた場所にもう一つあり、合わせて四滝とも)。

海沢渓谷は、アクセスが悪く、電車はもちろんのこと、バスでも行くことができません。最寄りの奥多摩駅から徒歩90分というハードルの高さで、奥多摩最後の秘境です。

鳩ノ巣渓谷~白丸ダム

鳩ノ巣駅降りて目の前にあるのが鳩ノ巣渓谷です。ここも多摩川なのですが、下流の多摩川とは全く違った光景です。

岩肌に叩きつけられた流れが飛沫を上げる様子はいくら眺めていても飽きることがありません。

鳩ノ巣渓谷から川沿いの遊歩道を往けば、上流の白丸ダムまで15分程。岩の上や小さな橋を越える路から、荒々しい渓谷の光景をたっぷり堪能しましょう。

奥多摩はこれだけ押さえとけば大体大丈夫

さて、初めて奥多摩に来た大体の人が楽しめるメジャースポットを並べてみたらこんな感じになりました。

ほとんどが、山とか川とか路とか、そういう自然のやつですが、それが奥多摩のいいところでしょう。

とりあえずこのくらいチェックしておけば、奥多摩を愉しむことができると思います。今度の週末は気軽に電車に飛び乗っちゃってください!

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