安全運転の心得

E2ring安全運転の心得

奥多摩を安全に楽しんでいただくために、運転操作や交通の注意点をまとめました。事故を未然に防ぐためにご熟読ください!

運転操作編

単独での転倒事故を防ぐには、転倒しないような運転操作をするしかありません。どんな点に気をつければよいでしょうか。

重心に関わる事

軽量の乗り物に乗る時に気を配らなければならないのが重心の位置です。ブレイブスマートEVは重量18㎏ですので、乗ってる人の体重が54kgの場合、全重量の1/4にしかなりません。運転者の姿勢によってバイクの挙動が大きく変わります。

・基本姿勢

基本姿勢は背中を丸めておへそをやや後ろに引いた状態です。背筋が伸びていると、おへその辺り(体の中心)の位置が前後に動きやすく、重心がずれ、不安定になります。

・発進、加速→前傾姿勢に

発進する時、加速する時はバイクが前に動き出し、体はその場に取り残されます。そのままだと、前輪が浮き上がり、後方に転倒。バイクだけが前方に飛んでいくことになります。

特に、後ろに重心が寄っていると危険です。

発進、加速時はやや前傾姿勢になるようにしましょう。上り坂でも同様です。

・減速、停車→後傾姿勢で

減速する時、停車する時は逆に後ろに重心を移します。

重心から重力方向に矢印が出ている図を想像してください。制動をかけると慣性により、この矢印が前方に傾きます。

まっすぐの姿勢でいるとバイクを前に転がす力がかかります。最悪の場合前輪を軸にして前転。転倒事故となってしまいます。

力の矢印が概ねバイクの前輪よりも前に出ると転がります。

減速時、制動時は後ろ重心を心がけてください。下り坂では特に注意が必要です。

ブレーキ操作について

ブレーキは、とにかくレバーを握ればよいというわけではありません。誤った使い方をすると転倒のリスクがあります。

当店のバイク(BLAZEスマートEV)のブレーキは自転車と同じ操作方法です。左のレバーがリアブレーキ、右のレバーがフロントブレーキです。

前後ブレーキの使い方は、両方均等にかけるのが基本になります。

片方だけを強くかけるとタイヤのグリップ力がかたよって使われるためにスリップしやすくなります。

ブレーキを強くかけすぎている方のタイヤがスリップします。

また、重心の影響もあり、荷重がかかっていないタイヤは地面との摩擦が低下し、滑りやすくなります。制動時には荷重が前よりにかかります。つまり前輪に力が集まり、後輪への荷重は抜けがちになります。

前項でイメージした矢印が前後輪の中央に向かう時、最も理想的に両輪の制動力が発揮されます。

バイクと体を一体化させる

バイクには車輪が二つしかありません。少し不安定な乗り物です。

てのひらに棒を立てる遊びを思い浮かべてください。棒がバイクです。その上にもう一本の棒を立てられますか?かなり困難だと思います。もう一本の棒は、運転者の体です。

二本の棒がつながっていればどうでしょうか。ずいぶんマシになると思いませんか?

バイクに乗る時も同様です。バイクと体がバラバラだとバランスをとるのは難しくなります。

バイクの中心に対して、左右にずれがないように乗車してください。

両ひざでフレームを挟むと更に安定感が増します。

路面の状況を読む

当たり前ですけど、バイクは路面の上を走ります。たった二つのタイヤで走るので、路面のどこを踏んでいるのかは非常に重要です。

絶えず路面状況を確認し、より安全な場所を踏めるようにすべきです。

※ただし同時に前方や周りも見ないといけないので…けっこう忙しいです。

滑りやすいもの

以下に、避けるべき、滑りやすい物を列挙します。

これらを見かけたら踏まないようにするのがベターですが、かといって急な動きでよけると後続車等に突っ込まれてしまうので大きな動きは禁物です。

かなり手前からゆるやかに避けるか、踏んでしまう場合は加速、制動、旋回をせずにまっすぐ通り抜けるようにしましょう。

滑りやすい物を踏んだ状態でブレーキをかけるのはかなりリスキーです!

・マンホールのふた

マンホールのふたは多くが金属製です。アスファルトに比べて格段に滑りやすいのでできるだけ踏まない方がいいです。濡れてると更に、効果は抜群です。

・横断歩道

横断歩道などの路面表示も良く滑ります。濡れている時は特に、氷のようにスベスベになっているので注意が必要です。

・ジョイント

ジョイント即ち伸縮装置。つまり橋の継ぎ目のことです。これも金属剥き出しのことが多いので滑りやすく危険です。しかも道路幅いっぱいに存在しているので避けることはできません。まっすぐ静かに通過しましょう。

・苔

交通量の少ない日陰の路には苔が生えていることがあります。緑色のフサフサだけでなく、ただ濡れている路面にしか見えない場合もあります。

苔を踏むと、徒歩でも危険なレベルで滑りますので気を付けましょう。

むかし道の道路の端っこなどによく見られます。バイクはキープレフトが原則ですが、そのような路では端に寄り過ぎると命取りになりますので、路面を見て判断する必要があります。

・落ち葉

堆積した落ち葉も滑りやすいので気をつけましょう。濡れているとオイルのように滑ります。表面はカラカラでも内部が水を含んでいる場合もあり、その下の路面は湿っているために苔が生えやすくなります。落ち葉を踏むのはできる限り避けるのが賢明でしょう。

・濡れている場所

路面がぬれている場所は乾いている場所より滑りやすくなります。

特に、山から水が出ていて常時濡れていると苔が生えていることもありますので注意が必要です。

その他の危ないやつ

滑る以外にも様々なトラップが仕掛けられているのでご用心。

・穴

場所により、アスファルト舗装に穴が開いていることがあります。

穴まで行かなくても細かな起伏や段差はよくあるので、注意して走行してください。早めに気付くのが肝要です。

・速度抑制舗装

速度抑制舗装とは、道路に等間隔で引かれた色のついたラインがぽっこり膨らんでいるあれです。制限速度を越えてると不安定な挙動を強いられるので自然と速度が抑えられるためのやつです。

しかし、その効果は自動車の場合の話なので、自転車やバイク、特に小径車においては注意を払うべき障害となります。

といっても対処法は主にゆっくり走るという事になるので、スピードに気を付ければ大体大丈夫です。あとは、前後の重心位置がかたよらないように気を付けましょう。

交通編

後半は交通編。

バイクで道を走っていると同然他の交通と出会います。周りの車やバイクに不安や危険を及ぼさないように気を付けなければなりません。

また、ご自身の安全を守るためにも気を付けるべきことがあります。

基本的な走行

基本的な走行方法についてです。道路交通法上当たり前の話も含んでいますが、大切な事なので書いて置きます。

・キープレフト

バイクは道路の左端を走るのが基本です。無暗に真ん中へ出ると後続車がいた場合危険です。

・並走禁止

複数のバイクで並走するのは道路交通法違反になるので気を付けましょう。

・蛇行禁止

危ないのでやめましょう。

・急に曲がらない

後続車にぶっこまれます。

曲がるときは前方側方後方を確認しウインカーで合図を出し、周囲が合図に気付いたことを確認してから曲がりましょう。

・急に止まらない

後続車にぶっこまれます。

停まる際は安全な場所で、左ウインカーを出してゆっくり左に寄せてから止まりましょう。景色見てるとやりがちです。

その他注意点

・後続車は先に行ってもらう

原付あるあるですが、だいたいまわりの車の方が早いので、狭い道だと後ろに渋滞が出来てしまいます。

円滑な交通の妨げになるだけでなく、無理な追い越しを受ければ事故の原因にもなりますので(その場合悪いのは無理に追い越した方ですが死ぬのはアナタです)後ろに車が並んでるなぁと思ったら広めの場所に停まって先に行ってもらう方が親切かつ安全です。

 

色々長々と書きましたが、一歩間違えれば死んじゃったり死なせちゃったりする乗り物です。目いっぱい気をつけて、安全に楽しんでいただきたいと思います。